昼のわたしと夜のわたし

雁栖かれん、23歳。
某ラジオ局のDJで、辛口な恋愛相談コーナーが人気だ。
「そんな男別れちゃえ!」と、悩める女の子達の背中を押し続けてきた。
でも、自分の恋愛はというと、子持ちの年上男との不倫関係なのだ。
彼が子どもの待つ家へ帰った後、かれんは一人、寂しくて不毛な夜を過ごす。
ある日、リスナーから寄せられた相談が、
自分の境遇とまったく同じで「不倫をしている」というもので――

人の恋愛相談に乗るのと、自分の恋愛を解決するのは、
まったく別次元の問題だったりするんですよね。
女子の相談というのは案外、結論が既に決まっていて、
「うんうん、わかる!」「そのとおりだよ!」と、背中を押してもらいたいだけなんです。
かれんも、リスナーの相談には気風よく「別れちゃえ!」と言えますが、
ふと自分を振り返ってみれば、そんなに簡単には割り切れないんです。
「ひとりになることを恐れないで」とラジオの向こうに語りかけながらも、
自分は不倫関係を解消してひとりにはなろうとしないんですよね。

ところで、かれんは23歳ですが結婚を意識しています。
ファッションやラジオ全盛なところから察するに、時代背景は結構古いようです。
当時は、20代後半だともう適齢期を過ぎてるという感じだったのでしょう。
でも、かれんの元に届けられるリスナーからの悩みはそんなに遠い感じもしないです。
時代が違っても、女子の生態ってあんまり変わらないんだな、と思いました。

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